あさイチキッズコーチング代表、
キッズ英語コーチの永田陽子です
キッズ英語コーチ養成講座を主宰しています。
詳しくはこちら→ヨーコ先生ってこんな人
否定的な意見が怖い先生へ
これ、実は英語教室の先生からめちゃくちゃよく聞く言葉です。
分かります~
アンケート結果が届くたびにドキドキ…。
悪いことが書かれていたら1週間くらい引きずってしまうこともありました。
でも今は、アンケートが怖いものから最高の成長ツールに変わりました。
今日はそのコツと、すぐ使えるアンケートテンプレートを全部お渡ししますね!
否定的な意見=あなたを否定しているわけじゃない

まず知っておきたいのは、
否定的な意見は「あなたの存在」への攻撃ではないということ。
アンケートのコメントは、大体この3パターンに分けられます。
- 具体的な改善提案
例:「宿題を分けて出してほしい」 - 感情的な不満
例:「もっと楽しくしてほしい」 - 好みや価値観の違い
例:「紙の教材の方が好き」
改善に活かせるのは①
②や③は「そういう考え方もあるんだな」くらいでOKです。
特に1人だけの意見なら全て反映しなくても大丈夫。
アンケートを受け取る3つの心得
1. アンケートは地図だと思う

アンケートは、あなたの講座やレッスンの「地図」です。
良い道も、危険箇所も、全部そこに記されています。
だからこそ、改善のヒントがいっぱい隠れているんです。

私も昔は、否定的な意見を見るたびに「やっぱり私ダメなのかな…」と落ち込んでいました。でも、あるとき「これはただの改善マップだ」と考えるようになって、すごく気持ちが楽になりました。
危険箇所を知っている地図があれば、次はそこを避けて、もっと良い道を選べますよね。怖がらずに見てみましょう!大丈夫、それはあなたを守ってくれる道しるべです。
2. ポジティブな声もちゃんと受け取る
ネガティブな意見にばかり目がいきがちですが、ポジティブな声こそ宝物です。
それは、あなたが「何を強みにできるか」という証拠。
良い部分こそ意識的に伸ばしていきましょう。


講座の感想で「先生の話し方が好きです」「話が分かりやすい」「元気ができます!」と言われたとき、最初は「そうかな」ぐらいに思っていました。
でも、よく考えたら、それは私にしかない魅力なんです。強みは自分では気づきにくいもの。アンケートは、それを教えてくれる大切な鏡です。
3. 全部を変える必要はない
いただいた意見を全部反映しようとすると、あなたらしさがなくなってしまいます。
変えるべきかどうかは、「多数意見かどうか」で判断すればOK。

1人からの意見でも「なるほど」と思えば改善すればいいし、「これは違うな」と感じたら無理に変える必要はありません。
特に、複数人から同じ指摘があったときは改善の優先度が高いサインです。
あなたの軸はそのままに、より良くするために、あなたの考えやスタイルに合う意見だけ取り入れればOKですよ!

タイミング別アンケート活用法
個別相談前アンケート(見込み客向け)
目的:事前に相手の悩みや状況を知っておくことで、相談がスムーズになり、より的確なアドバイスができるようにする。
タイミング:初回相談の数日
お子様が英語学習で困っている点や改善したい点は何ですか?
現在のお子様の英語レベルを教えてください(英検〇級など)
これまでに試した英語学習方法とその効果について教えてください
コーチングで特に相談したいこと、期待することはありますか?
お子様が興味を持っていることや好きなことを教えてください
お子様の性格や学習における特徴を教えてください(集中力が続きやすい、飽きっぽいなど)
成約後・受講前アンケート
目的:やりたいことやゴールをハッキリさせて、その人にぴったり合う内容にする。
タイミング:契約後〜初回レッスン前
質問例(子ども向け/保護者用)
お子様の良いところや得意な部分はどこだと思いますか?
生活習慣や学習の中で改善したいと思うところはありますか?
英語学習にあてられそうな時間や生活リズムを教えてください。
お子様が興味を持っている活動や好きなキャラクターは何ですか?
英語学習を通じてどのようになってほしいですか?
学習面でサポートが必要な点(集中力、積極性など)があれば教えてください。
受講中アンケート
目的:受講中の満足度を確認して、必要があればすぐに内容や進め方を改善する。
タイミング:講座の中盤、または3か月ごと
講座内容について良いと感じる点やお子様が特に楽しんでいる部分は?
もう少しサポートが欲しいと感じる点はありますか?
お子様が伸びているところや改善してほしいところは?
英語学習が家庭や生活習慣に与えている影響は?
今後の講座に追加してほしいサポートや内容はありますか?
終了後アンケート
目的:学びの成果を確かめて、改善点を見つけ、次に活かせる実績をつくる。
タイミング:講座終了直後
質問例(保護者用)
お子様がどのように成長・変化したと感じますか?
講座全体の満足度を教えてください。
期待していた内容は満たされましたか?
改善してほしい点や追加してほしいサポートはありますか?
講師への感想や印象があれば教えてください。
この講座をおすすめするとしたら、どんな点を伝えたいですか?
質問例(子ども用)
この講座で楽しかったことは何ですか?
先生の好きなところはどこですか?
英語でどんなことができるようになったと思いますか?
英語でやってみたいことや、もっと学びたいことはありますか?
アンケート活用チェックリスト
以下の項目にチェックを入れてみましょう。【全7項目】
あなたのアンケート活用度がわかります!
何個チェックが付きましたか?
↓↓↓
チェック数別アドバイス
6〜7個:アンケート活用マスター!
ほぼ完璧に活用できています。あとは継続と、より面白い質問作りでさらに魅力的な講座に。
4〜5個:あと一歩でレベルアップ!
苦手な部分を1つずつ改善すれば、効果がぐんと上がります。まずは「結果のフィードバック」と「成長比較」から始めてみましょう。
0〜3個:これからが伸びしろ!
今はまだアンケートを十分活用できていない状態。まずは「年2回以上の実施」と「目的別の質問作り」から始めると効果を感じやすいです。
Googleフォームでアンケートを作る時のコツ
- 回答時間は3〜5分以内
→ 長いと離脱されます。質問数は5〜7問くらいが目安。
「気軽に答えられるな」と思わせるのがポイント。 - 必須質問は目的に直結するものだけ
→ ぜんぶ必須にすると回答者が負担に感じます。
例えば「受講前ヒアリング」ならお子さんの現在の課題やこの講座に期待することだけ必須に。 - 選択式+自由記述のバランスをとる
→ すべて自由記述だと大変だし、すべて選択式だと深い声が拾えません。
選択式で答えやすくして、最後に1〜2問だけ「自由にお書きください」を入れると◎ - 回答送信後に お礼メッセージ を自動表示する
アンケートを答えてくれた方に「ありがとう!」の気持ちを伝えましょう。ちょっとした一工夫で印象が大きく変わります。
設定方法👇
- Googleフォーム右上のタブから 【設定】 をクリック
- 【表示設定】内にある 確認メッセージ を探す
- 【編集】 をクリックし、お礼メッセージを入力
例)
「ご協力ありがとうございました!
アンケート結果は次回のレッスンに反映します。楽しみにしていてくださいね」

まとめ
アンケートは怖いものではなく、教室を進化させるための羅針盤です。
最初は短いアンケートからでもOK。
ポジティブな声で自信をつけながら、改善点も少しずつ取り入れていきましょう。

あなたの講座や教室が、もっともっと魅力的になりますように!
もっと深く学びたい先生へ
アンケートの作り方ひとつで、レッスンの満足度も集客の成果も大きく変わります。
今回の記事ではフォーム作成のポイントをお伝えしましたが、実際に大事なのはアンケートをどう活用して、レッスンや働き方を変えていくかです。
その方法については、特別セミナーで詳しくお話しします。少人数制なので質問もしやすく、すぐに取り入れられるヒントを持ち帰れますよ!

「アンケート取るの…正直こわい」
「もしクレームや否定的なことを書かれたらどうしよう…」